未来世紀アップルストア
iPod touchの現行機種が発売されたころのはなしです。もう1年以上前ですね。
家電量販店店頭にはまだ並んでいなかったのです。
さすがに直販店、全色揃ってはいませんでしたが大量のiPod touchが並んでいました。
色を選択して、さくさくっとお会計をして、晴れて新しいiPod touchはボクのモノ。
画面もきれい、iPhoneより軽い、動作もさくさく、幸せをかみしめながらも何かが引っかかって仕方がない。
確かに価格は気になるが、それよりも気になったのはお会計のプロセス。
デモ製品が置いてあるテーブルで、そのままお会計。iPhoneに何かを背負わせた端末であっという間。
お会計が行われていると理解するには、「お会計の場所」を示す視覚情報があるわけですが、これが何もない。
あることはあるのですが記号化というか代入というか、圧縮されている。
慣れ親しんだショッピングモールやデパートのお会計プロセスが冗長なのかもしれません。
あれよあれよと「お会計」を認識する前にプロセスが進行していた心許ない感じ。というのが気になることだったようです。
プロセスの圧縮を未来に望んでいるはずなのですが、実際に未来に直面すると人間のほうがアップデートに時間がかかるのかもしれない。