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enchantMOONが語られる場所 後編

ようやくいろいろ一段落したので後編に取りかかりたいと思います。

 

「enchantMOON」でグーグル様にお訊ねすると約 168,000 件の検索結果かがあるとのお答えをいただきました。ついさっき。

 

インターネット上にそれなりに情報は漂っているわけです。

 

さて、それでは約5000台と見積もった予約数というのは世の中的にどういう「物理量」なのでしょう。ということで、ほぼ対応する数字として缶コーヒーのキャンペン賞品の当選数を想定してみました。

 

ちょっと古い数値ですが、サントリーの「BOSSジャン」のキャンペーンサイトがありました。メインとなるジャンパーの当選者数は合計5000です。

 

サントリー:2007年のキャンペーン告知ページです。

http://www.suntory.co.jp/news/2007/9723.html

 

日本全国に5000個存在している物がどのように視界に入ってくるか、実感できる数字ではないでしょうか。当選者の分布は日本の人口を約1億5000万人として、約30000人に一人です。地方都市の人口は10万人もあれば多い方ですから、だいたい市街地全体で3着ほどしか存在しない計算です。

 

実際に友人や知人がBOSSジャンに当選して着用しているのを目撃する機会はものすごく限られています。東京周辺であれば人口の密集度合いも高いですから、もう少し目撃機会は増えるかもしれませんが、まあそれでも全国に5000個存在する物と遭遇する感覚を想像することはできそうです。

 

さらにenchantMOONを欲しがる人々に共通する嗜好というか、ガジェット好きであるとか新しい機械が好きであるとか、そういう偏りがあるとすれば、ますます話題にされる場所も話題にする人も限定されてくるのではないかと考えられます。

 

加えて、インターネットで情報発信したい話題にできる人の手元にも、実物が届き渡っていないわけです。届くといいなーだとか、欲しいなーとか、楽しみだなーといった「日記」が継続される対象としてはガジェットはあまり適当ではないように思います。

 

というわけで、イベントやニュースが配信された直後は話題になりやすいが、その後の関心が継続されるための仕掛けがやや不十分だったのではないでしょうか。ゲンロンカフェという絶好の場がありながら語られる場所がいまひとつ整備されていなかった、そんな気がします。自然発生的にもっと話題になり、自主的にどんどんユーザーが情報発信してくれるというのが理想的だったのかもしれません。

 

しかし、実機がない状態であれこれ垂れ流す先はブログではなくLINEのような閉じた会話になっているとすれば「クチコミ」は既に有効なプロモーションではないようです。

 

発送が五月雨式となった影響も大きいでしょう。ブログにそれなりの情報をまとめるにはそれなりの労力が必要ですし、アクセスを集めることが目的であれば実機が手元に無いままにブログ記事を作成したところで労力に見合った成果は見込めそうにありません。

 

語られる場所がインターネット上の検索で見え辛いという現象からは、2013年はブログが情報源としての先進性を失いつつあり、個人が情報を発信できることの限界が明らかになりつつある年と位置づけることができそうです。

 

インターネットが人生を変えてくれるなどという奇跡が期待できないかわりに、インターネットがようやく普遍的な世界の一部になったと考えるべきかもしれません。

 

だからインターネットを検索の僕(しもべ)として普遍化しているenchantMOONのシールの仕組みはすごいものが実現したんじゃないかとか思って届くのを待っているのですが、暑くて製造現場も大変だとは思うのですが、なんとか頑張ってほしいです。

 

届け、enchantMOON。