写真って、どうやって整理すればいい?

撮ったら撮りっぱなし、出かける前日にカメラの記録カードの中身をざらざらっとハードディスクに保存して二度と振り返ることはありません、というのが最近の写真管理。

でしたが、ここ10年ほどの写真を整理する必要に迫られたから、さあたいへん。

デジタルカメラに移行してからはファイルさえ発掘できれば撮影情報から撮影年月日は判明するから、気力さえあれば何とかなる。理論上は。

問題はフィルムで撮影していた年代の写真。現像した時点で撮影情報のメモを残してあれば過去の自分を褒めちぎってやりたいが、ネガとプリントが無造作に放り込まれた箱が発掘されると過去の自分を罵倒してやりたい。その時々で必要なコマはデジタル化しているようなのだが、当時のデジタル化精度の問題があるので多分スキャンはやり直すことになるだろう。そもそも「デジタル化しているっぽい」という心もとない状況は我が事のはずなのに、どういうことだ。

どういうことかといえば、プリンターでプリントした写真がアルバムに納まった状態で発掘された。たぶん元のフィルムから一度スキャンしているんだが、データの所在が不明。過去の自分がちゃんとしていれば、現在の自分がこんなに困ることはないだろうに、恨んでも悔やんでも誰にも責任を転嫁できない。だがしかし、「写真をちゃんと整理」ってどうしたらよかったのか、どうすればいいのか。ネガとコンタクトプリントを一緒にして、撮影日時や撮影場所などの関連情報を書込んで保管しておくあたりが順当なのだ。いや、順当だったのだ。

過去においては有効であった手段も、時々刻々「古くさい」手法に変わってしまう。順当に整理されていたとしても、あらためてデジタル化のうえでデジタル的に整理することになる。

それにしても「何が写っている」かという情報は手動で画像データと関連づけてやらなくてはいけないだなんて、手間がかかって仕方がない。

どうせ手間ひまかけるのだから、古い写真をまとめてみようかとも思う。まとめているうちに有効な整理方法がみつかるかもしれない。