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アニメ「舟を編む」の「早雲荘」が編みおわらないけど続きは来年。

12月22日深夜放送の最終話「灯」を見て書いています。最終回。終わりました。猫のサービスカットで玄関と玄関横の部分の屋根が食い違っていることを確認したり、それなりに情報はあった。

これまでの経緯はこちら。

pool.hatenablog.jp

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松本先生の自宅については解析を止めました。室内描写が少なすぎる。早雲荘よりは新しい気がする。縁側でお茶を飲むシーンでわざわざ書斎らしい部屋との建具を閉めている。開けるでしょ、そこ。開けてくださいよ、平面との関係がわからないから。

設定はあるのかもしれませんが、本題とは関係ないですね。

コラボカフェの展示資料でぎぎぎとなった部分は台所。やはり玄関の隣で合っていたようです。ただし六畳ほどの規模らしいため、なんとか納める算段をする。

 

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「舟編荘(仮)」1階平面案(その6)。資料画像から冷蔵庫の位置がわかった。居室の窓の位置も微調整した。玄関は扉の先に差し掛けの屋根が懸っているせいで台所より出て見えるらしい。正面の柱だけ入れてみた。一応これでも玄関ポーチか。

台所の資料からはさらに面白いことがわかった。

 

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「早雲荘・台所・切返し・昼」と題された資料を適当に再現してみた図。冷蔵庫が置かれた側で、反対側に流しとガス台。暗い画像で見え難いのだが冷蔵庫と椅子の間に棚らしきものがあり、椅子の横には柱に沿ったケーブルとケーブル終端部に四角い小さい箱が描かれている。壁にはホワイトボードが架けられ、当番表かなにからしい。

アニメの状態での住人は最大でも大家さんと香具矢さん、それと馬締さんだけだが、かつて複数の下宿人が居たころの名残だろうか。もし椅子の横のケーブルと小さい箱が電話線と電話用のローゼットであれば、モジュラージャック化される以前に設置されていた共用電話の痕跡かもしれない。であれば棚は電話台ということになる。椅子が置かれている様子からもしかすると台所に共用の電話が設置されていたのかもしれない。ただし既に電話機は撤去されているようで、モジュラージャック式に変更もされていないとすれば早雲荘では各居室に配線がされているのだろうか。

現在はほとんどの屋内配線がモジュラージャック化されていてピンとこないかもしれない。モジュラージャックが普及する以前は電話機は民営化されてNTTとなる以前の電電公社から供給される黒電話やカラー電話を使用するものであって、自由に多様な電話機を利用することは難しかった。プッシュ回線であればプッシュホンも使用できたが、確か回線料金や普及地域に違いがあってやや憧れの存在だったとされる。黒や一部カラーのダイヤル式電話機といえばまだ記憶に新しい方も多いだろう。こうした電話機は現在のカチッとはめ込むモジュラージャック式ではなく小型のケース内で配線をネジドメするローゼット式のコネクタで接続されていた。この配線工事は資格が必要で屋内配線であっても個人が気楽に変更できるものではなかったらしい。

黒電話よりは共用電話として普及していたのはピンク電話。現在でも共用電話として機能している機種が個人経営の飲食店などで使用されているので見たことがあるかもしれない。発信には公衆電話料金が必要で10円玉の投入口が設けられている。

しかしピンク電話は料金収納機能が付いているせいかサイズが大きい。炊飯器ほどの場所を取る。資料の棚板らしきものは華奢で一枚だけ。もしかすると相対的に軽い、黒電話が設置されていたのかもしれない。

台所に共用電話、壁に当番表など、確かにこの建物が下宿として機能していたらしい表現だろう。現存事例を取材したとすれば共用電話が撤去されてから相当に時間が経っていると考えてよさそうなので、モデル建物はもしかしたら既に下宿としては機能していないかもしれない。

 

電話のことを調べていたら電話機の自由化はWikipediaによると1985年らしい。そして大量の黒電話情報。先述のとおりいわゆる黒いダイヤル式の電話機は現在のモジュラージャックでは接続できない。これをどうにかして光回線にまで接続して使用することに情熱を傾ける人が多いようだ。どうにかして接続した事例が山ほど検索で表示される。目新しく面白いデザインだと捉えられているらしい。現状でも接続のための改変に関連資格が必要なのかはよくわからない。試す方は適宜調べていただきたい。

 

さて。コラボカフェの展示の情報により1階はおおむね間取りが把握できそうだ。後は縁のある座敷が記憶違いでなければ本編を確認して捕捉できそうである。確認といってもDVDなどの発売を待つか、このアニメのためだけにAmazonプライムを契約するか何か手段を講じなくてはならない。なんにしても、続きは年が明けてから進めたい。

 

では、よいお年を。

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