箱膳を探して、無印良品へたどりついたはなし
箱膳が欲しくなった。何を急に欲しくなるのかわからないが、箱膳。
箱膳とは何かといえば、食器を納めておく箱。食事の際はこの箱の上に食器を並べて食卓とする箱。
そもそもは塗の椀を探していた。ネットや店頭でだらだらと、適当なサイズの椀を探していたところ、検索結果に箱膳が混ざっていた。
箱膳、これがあれば食卓にもなるし、食器も片付く。なんてすばらしい。
ノートPCのキーボード部分を食卓とする生活から、一気に文化的な生活にクラスチェンジできそうだ。さっそく箱膳を探そう。
だいたい、この程度の経緯で箱膳を検索しはじめた。しかし、意外に品物の層が厚くない。デパートのそれらしい売場にも箱膳は見当たらない。
廃れた文化だったようだ。
いいと思うんだけどな。箱膳。
それらしい箱膳のことはあきらめて、箱膳として使えそうな物を探すでもなく探していたある日。無印良品で見かけたこの箱が、箱膳にぴったりに見えた。
ちょっと高さのあるグラスも入る。食器をぽいぽい入れておけば片付く。いいじゃん。これ。
ダメな毛布を着て、箱膳を食卓としてテレビの前へも陣取ることができる。箱膳最高。
実際の運用としては、高さがいまひとつということと、コーヒーや紅茶それにインスタントスープなどもまとめて仕舞えるほうが便利ということで、高さが低い物を、もう一段積んでみた。
皿数が増えた場合は分けて置くこともできる。望外に便利な箱膳態勢。
箱膳は再評価されるべきだと思うよ。ほんと。