この世の果てのその先へ

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オリジナルを参照しつつ、16世紀に再建された建物。面影はある、といえばある(建築年代を勘違いしていたので修正)。

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鎌倉時代に建設されたオリジナル。

 

体感できる日本三大浄土(私選)を数年越しでコンプリートした。特に、今回たずねた先が最後の一ヶ所だったが、噂に違わずアクセスが厳しかった。もちろん国内で、道路も整備されていて、何も行く手を阻むものはない。

公共交通機関以外の手段であれば。

 

道はどこまでも続くし、行きたいところへ行ける。

公共交通機関以外の手段であれば。

 

コミュニティバスを駆使し、炎天下でリアル浄土に近づいたあの日。堂内の光景も、まさに浄土。鎌倉時代のVR。端的に言って昔の人はおかしい。なぜこれを実現しようと思ったのか。そして実現してしまったのか。

大仏様(だいぶつよう)の数少ない現存事例として有名な「浄土寺浄土堂」へ行ってきた。詳細は、そのうちまとめる予定。

 

ちなみに体感できる日本三大浄土(私選)は平等院鳳凰堂浄土寺浄土堂、中尊寺金色堂。この世ではない美しい世界を、当時の技術で可能な限り実体験させるVR装置だったはずだ。PS4の性能に慣れた目にはPS1のグラフィックが今はショボく見えてしまうとしても、当時は驚嘆したではないか。そういうものだ。

 

今週のお題はてなブログ フォトコンテスト 2017夏