迷惑メールとわたし、再び。

クリスマスも過ぎたので油断していたところへ「余命数ヶ月の富豪、○○様」から矢継ぎ早にメールが届く。正月の餅代にも事欠くほどに困窮している哀れなわたしに「数千万円の資産を」という夢のようなオファー。

 

「富豪、丸々様」は既に潤沢な財産によって人生をエンジョイして済んだとのこと。「富豪、丸々様」はメールによればまだご存命で、余命までの日々を心静に過ごしつつ、餅代に事欠く哀れな貧窮の民に「数千万円の資産」を振りまくことで一層の平安を得るとのことである。

 

そもそも余命とは何か、などと無粋な問いかけはためらわれる。そのX-DAYがいつに設定されているのか、その設定の日に「富豪、丸々様」の最後を知らせるメールは届くのだろうかと、不謹慎ながらメールの着信音が響く度に余計なことに思いを馳せる日々である。

 

そして、あれこれ使い途を考えていると、あっという間に数時間が経過しているので、暇つぶしにもってこいである。

 

とりあえずは、新しいパソコンかな。