旅のまにまに湯のまにまに

f:id:Galaxy42:20181112231422j:plain

「まにまに」が気になる季節。紅葉の錦といえばまにまに。

秘湯を訪ねた記録を残そうとしているが、再訪してまったくこの絵は違うことがわかったり、また記憶に頼って描き直したりしているうちにすっかり秋も深まってきた。

まにまに。

 

 

今週のお題「紅葉」

百万光年の彼方からカメラ目線でアイコンタクト

f:id:Galaxy42:20180618222654j:plain

氾濫するインスタ映えする自撮はみんなカメラ目線。自撮すればカメラ目線になる、そう信じていたわけです。ちょっと上目遣いなのは、そういうかわいく見せるテクニックだと思っていたわけです。

 

f:id:Galaxy42:20180618222822j:plain

自撮してみればわかるとおり、画面見て自撮すれば目線はこう、下を向いている。だいたいスマホのカメラは縦位置では本体上部に付いているから、それはそうなのだ。カメラ目線で写るためには、カメラに視線を向けなくてはならない。あたりまえといえば、あたりまえだが、これは何とも難しい。

 

で、オンライン会議とかどこの宇宙世紀かといえば、もう普通に運用されている。そして、画面越しの会議こそ視線をどこに向けてよいのかわからない。

先様が映る画面に視線を向けると、明後日の方向を見ているヤバい人にしか見えないおれさまがモニタに映る。

 カメラに視線を合わせると、画面内のおれさまは正面を向いてカメラ目線で映っている。しかし、画面の先様が見えない。視界のハシで何とか捉えるレベル。

どうすればいいのだ。

 

 

おかしい。アニメとかでは、たくさんのモニタの先と視線が合っている。宇宙世紀ならモニタ越しに会話しながら常時アイコンタクトしてたじゃないか。

 

f:id:Galaxy42:20180618223237j:plain

例えばこんな画面で、それぞれのモニタに映る対象はカメラ目線。

 

f:id:Galaxy42:20180618223442j:plain

画面の向こうと対話するシーンでは、手前のインカム着けたヒトもカメラ目線。

 

f:id:Galaxy42:20180618223213j:plain

これ、どうやったら成立するんだ?このヒト、どこのカメラ見てんの?ずっとどこかのカメラを睨んでいるなら、それぞれの対話相手とは目を合わせていないってことになる。アイコンタクトしないの?

 

テレビ会議用にシート状の半透明カメラがあれば解決すんじゃないかと、つらつら考えてみた。

 

f:id:Galaxy42:20180618231800j:plain

こういうカメラ。モニタがそのままカメラになるシート。モニタにシートをペタッと着けたら、モニタがカメラ。はい、両者モニタを睨めば視線が合う。

レンズ無しか、極薄いレンズの付いた撮像素子がシート上にばらまいてあるカメラとかできないものだろうか。昆虫の複眼のひとつひとつがシート上に粗くばらまいてあるような感じだろうか。シートが完全に透明でなくとも、粗く点状に何かがばらまかれた程度ならばシート越しの映像は見えるだろう。現状のPCの処理能力なら分散した撮像素子のデータを1枚の画像に再構成するぐらい問題なさそう。

 

端末の上の方にあるカメラに目線が向かうから見上げる構図になりがちな自撮も変わるはずだ。シートカメラならモニタ面をガン見できる。

 

既に製品化されていないか探したら、シート状のカメラというものは存在するらしい。うーん、でもこれじゃない。

nlab.itmedia.co.jp

f:id:Galaxy42:20180620125842j:plain

モニタ中央あたりに設置するカメラがあるだけでも、かなり違う印象になるんじゃなかろうか。カメラモジュールなんて、スマホの片隅に納まるぐらい小さくなっているから、これなら見た目はアレだとしても既にありそうだ。

 

動画配信とかビデオチャットも視線が合わない画面が気になる。だれか作ってくれないかな。

 

ま、画面の向こうが本当に数百キロ離れた先や、百万光年離れた先だなんて保証も無くて、隣の部屋だったりする可能性もある。初見の画面の先を、説明された場所としてさほど疑わない心理もテクノロジーへの盲信っぽい。

 

 

今週のお題「ゲームの思い出」

ゲームといえばパソコン雑誌の巻末に文字だけがだらだら印刷されたページのことで、何日もかけてこつこと入力して、じゃーん、起動画面が表示されてスタートを押した瞬間に動作しなくなるものだと決まっていた。どこかの文字を打ち間違えているのだ。

文字ひとつの間違いで動作しないとか、しんじられない。なんと融通が利かないんだろう。

ゲームの当たり判定が理不尽であろうと、コズワース*1の価値観が人類とは敵対していそうで納得いかなくても、所詮はゲームなのだ。やつらは融通が利かない。徹底して。そういうものだ。

だが、少なくとも画面の向こうのヤツらと視線は合う。カメラ越しであっても、なぜか視線が合う。対面しているかのような安心感だ。反応は理不尽だが、こっち見てる感の効果は絶大だ。グラフィックがリアルになるほどに、画面の向こうと視線が合う意味は大きいのかもしれない。

技術的には「テレビ電話」など造作ない時代のはずだが、いまひとつ普及しないのはカメラ越しに視線が合わないからかもしれない。

*1:Fallout4に登場するコンパニオンロボット

無限菓子パン回廊

f:id:Galaxy42:20180620174601j:plain

駅のコンビニで菓子パン買って、朝夕に菓子パンで凌ぎ続けた結果、過去最高積載量を記録した。昼もうっかりするとパスタか菓子パンから選択していた。たいへんなデブになった。

糖質制限が話題になる昨今、これはたいへんによろしくないはずである。

 

ストレスからの暴パンだったのかもしれない。その後環境が変わり、ゆるゆると約10kgの減量を経て、最近は菓子パン自粛していた。しかし、うっかり油断すると作業のお伴に菓子パンを買い込んでしまう。

 

f:id:Galaxy42:20180620175302j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175327j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175412j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175430j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175449j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175531j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175516j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175603j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175628j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175646j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175705j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175925j:plain

f:id:Galaxy42:20180620175747j:plain

もちろん、メロンパンはねぼけながら食べてしまっている。

 

食べたパンの数さえ数えられない。

 

 

enchantMOONに代わるタブレットお絵描き環境を手に入れた。保存されるお絵描き画像はクリップスタジオペイントと互換性があるファイル形式のはずなのだが、PC側で開けない。何でだろう。

なんということもなく、PC側のクリップスタジオペイントのアップデートが必要だった。めんどうだ。PC側をアップデートするとOSが古すぎると怒られた。

タブレット側からはPSD形式(AdobePhotoshopの形式)で保存して、PCでは基本的に加筆しない方向で運用できそうではある。購入前にもっと情報収集しておけばよかったのかもしれないが、用途が一致するとも限らず、なんだかんだで使ってみないとわからないものだと思う。

リアルな世界は、ちょっとピンぼけ

 品川駅構内のウマロボがCGに見えるとのコメントをいただいた。現場で見ているときは、それほど違和感がなかったが、写真では確かに造りものっぽさがある。

pool.hatenablog.jp

競馬場で撮影した馬の写真と比較してみよう。

 

f:id:Galaxy42:20180527135812j:plain

ちょうど白っぽい、芦毛のウマ。先導馬なのでポコポコとゆっくり歩いている。シャッタースピードは1/320秒と記録されている。まあ被写体ブレは少ないと考えられる条件。実際の競走馬も筋肉もりもりでちょっと造りものっぽさがあるが、毛並みはくすんで見える。

 

f:id:Galaxy42:20180527145854j:plain

出走前の鹿毛青毛(または青鹿毛か)。よりいっそう筋肉もりもりでつやつや感はこれらの毛色のほうがよくわかる。そもそもCGっぽい。動きが速いため、騎手も馬も同じぐらいにブレている。

 

f:id:Galaxy42:20180527135828j:plain

先導馬からはサービス目線をいただいている。もっといいカメラ持ってきなさいよ、とでも言いたそうだ。すまんな。ウマロボ撮ったときよりは良いカメラだ、許せ。

 

f:id:Galaxy42:20180527135853j:plain

こちらがウマロボの頭のアップ。それなりによく出来ている。1/24秒のシャッタースピード。人も馬もこのシャッタースピードだと被写体ブレでぶれぶれでおかしくない。ウマロボ上の女性は動いているからブレている。しかし、ウマロボの動きは現場で見ている以上に緩慢なようだ。それほどブレていない。動かなさが造りものっぽいかもしれない。

 

f:id:Galaxy42:20180527135841j:plain

ウマロボの全体はこんな図。写真では毛並みが奇麗すぎるかもしれない。実際には首をもたげた様子などはそれなりにリアルに見えた。

 

f:id:Galaxy42:20180527135907j:plain

ウマロボは脚も動かしてはいた。だが、胸と胴はあまり動かないようだ。

 

 

「らしく」見えないとはどういうことなのか、また機会があれば検証すべきなのだろうが、差し当たってはこんな理由が考えられる。

・そもそも、競走馬は筋肉もりもりでCGっぽい。

・ウマロボの毛が光を反射しすぎる。

・駅構内と競馬場の光源の違い。

・ウマロボの動きが緩慢で周辺と違う時間軸に在る(からブレていない)。

・駅構内に生きたウマなどいるはずがないという脳内補正。

・ウマロボ撮影時のカメラがダメすぎる。

 

もっと小刻みに動くと、リアルに感じられるのだろうか。または、もっとがっつり手ブレしていればリアルな写りなのだろうか。「ちょっとピンぼけ」がリアルなのかもしれない。

 

お部屋に飾るだけが、お部屋を飾るだけが物の価値ではない

アキヨド(ヨドバシカメラ秋葉原マルチメディア館)へ行けば、発売前の例の「透ける」プラモが展示されているということで、撮ってきました。

nlab.itmedia.co.jp

 

f:id:Galaxy42:20180526130732j:plain

ご丁寧に「予約は終了」のポップ。実際に買えるのはだいぶ先かもな。

 

f:id:Galaxy42:20180526130751j:plain

こだわりの肌の質感は、ひざのウラあたりが顕著かと。店頭のライトの具合もあるため、なんとも判断できない。モデルの造形が肉付きを強調するデザインになっており、プラモのつるんとした造形とはちょっと違う。

スーツ、というか水着のつやつや感はプラモならではの完成度。これを塗装で再現するにはそれなりに技術が必要だろう。組み立てるだけで完成する驚きはプライスレス。完全に別のパーツで、ソリッドに色が付いているインパクトって強いな。塗装したフィギュアとは別モノだ。

 

f:id:Galaxy42:20180526130810j:plain

一ヶ所残念だった部分。展示モデルだから実際の製品とは異なると思いたいが、顔と首が別モノ。これじゃお面だよ。買うけど。

 

実物を見ると、プラモでおわるはなしではないと改めて思う。玩具でも塗装じゃなく微妙なグラデーションカラーが表現できる。おもちゃのデザインが変わるはずだ。おもちゃのデザインが変われば、アニメのキャラクターや小道具のデザインも変わる。先ずはマジカルステッキやマジカルジュエリー系に影響がありそうだ。

既に、アキヨドで展示されていたデジモンのフィギュアは塗装されていない。スマホケースだって、色が禿げたりしないんだよ。欲しいじゃん。

美少女アニメキャラってだけでキモいとかオタクヤバイとか、ありきたりな感想を吐いては短絡に過ぎるのである。未来の最先端を買える瞬間なのだ。

 

 

今週のお題「お部屋自慢」

さぞやたくさんの美少女フィギュアがお部屋に飾ってあるのだろうと判断されると困る。ひとつも無い。ゼロだ。フィギュアライズのシリーズは面白いからいくつか購入してみたが、組み立てたところで飾る場所はない。箱に入れたまま、しまってある。

飛行機のプラモとか飾りたいけどね。塗装しないからな。飾るほどのこともない。箱に入れて積んでいる。組み立てる作業が楽しいの。そういう楽しみ方もあるの。プラモが趣味とかじゃないし。

部屋には自慢できるような要素なんて無い。でもおうちだいすき。だってPS4があるから。

エキナカにウマ

品川駅構内イベントスペースに馬。

f:id:Galaxy42:20180523124507j:plain

#ダービーにつき街にウマ、JRAのイベントらしい。それにしてもおとなしいウマだ。

 

f:id:Galaxy42:20180523124452j:plain

近づいてよく見れば、生身のウマではない。耳もぴくぴく動くし、瞬きをして頭を振っている。鼻をひくひくさせて、口を開けもする。

 

レイデオロ」をモデルとしたウマロボットらしい。

robotstart.info

prtimes.jp

ウマロボは四頭で、新宿、品川、大宮、池袋にそれぞれ登場しているとのこと。それぞれ異なるダービー馬をモデルとしているらしい。こんなん見かけたら写真撮ってしまうよな。

 

--追記20180529

pool.hatenablog.jp生の馬の写真と比較してみた。

 

これが無いからあのドールハウスはすごい

はてなブックマークのトップに躍り出ていた記事に目を見張る。すげえ。

あまりにすごい。

portal.nifty.com

下宿の間取り解析に現を抜かしてきているだけに、もちろん団地の間取りやハウスメーカーの間取り、果てはマンションの間取りのチラシで何膳でもおかわりできますとも。

1980年代の憧れが詰まったと推測されているこのドールハウス、一見すると古くさい印象でありながら、非常に新しい。シルバニアファミリーのためにしつらえられたことがわかる部分が「無い」。

感動のあまり、わけがわからない。

そう、このドールハウスの重要な点は、「無い」ことにあるのではないか。

 

まず、畳の部屋が無い。絨毯をめくると畳がという危惧はなされていたが、たぶん無い。

畳の部屋が無いことで、決定的にそれまでの公団住宅などとは憧れのベクトルが全く異なる。床(とこ)、すなはち床の間が無い。これは日本の住宅史上画期的な問題なのである。

2000年ごろまでは、都心部のマンションであっても畳の部屋と床の間が用意されていたはずである。いつ、床の間が消えたのかということは、実は非常に重要な問題なのであるが、紹介されているドールハウスには1980年の段階で床の間が無い。明治以来、粛々と上層の武家住宅を模倣して誰もが床の間を希求したとされる*1、あの床の間が無い。

当然のように、襖も障子も無い。

かろうじて和室の要素を残している部分としては、鏡台と簞笥が置かれた部屋と、寝室への引戸を挙げることはできる。もしかすると、比較的プライベートな空間に対しては和室の要素が残ったのかもしれない。しかし、寝室はカーテンレールが設けられたモダンな意匠である。しかも、このカーテンレールは、1990年代に普及したタイプではないかと考えられる。全力で洋風にしつらえている感が漂う。

 

次に、台所が無い。あ、キッチンと呼ぶべきか。

ダイニングテーブルは置かれているが、シンクやガス台といった台所とはっきりわかる設備が見当たらない。他の精密な造りから、作ろうとすれば作れたはずだが、無い。

最新のマンションの間取りではキッチンは独立した小部屋よりはリビング内の出島のような配置が流行していた。当初から作り付ける必要のないキッチンの到来を予言していたのか、単に関心がなかったのか、そこはさておき、キッチン家電による年代特定が避けられている。「住んだことないけど見たことある*2」ふんわりしたリアリティは、キッチンが無いことの影響が大きいかもしれない。

 

さらに、トイレが無い。

人形だからトイレ要らない、とか、白井晟一リスペクト*3の可能性はさて置き。これもふんわりしたリアリティに関与している要素と考えられる。いきなり和式便器が設置されていた場合のインパクトを想像していただきたい。洋式便器であっても、これも非常に年代の制約を受ける。

 

あのドールハウスから漂う絶妙なノスタルジーは、あれこれが「無い」からこそ醸し出されているのではないだろうか。

 

加えて、このドールハウスが日本の住宅史において重視されるべき点を述べておこう。

ベランダへのサッシの外側には、戸建住宅であれば本来はもう少し深い庇が付くはずなのだが、やはり団地が参照されているのかもしれない。団地であれば上階のベランダが庇の代わりとなるため、サッシの上には何もないことが多い。そして、年代感が決定的に現れている部分は、このサッシで、中程の枠によく見ると引手が設けられている。このタイプは1970年代後半から1980年代に普及したタイプのはず。現在は一枚ガラスで引手は枠の端全体が掴めるタイプが普及している。サッシの作り込み具合からも、サッシが強い関心を持たれた建具であったことがうかがえる。木枠の窓のすきま風と闘う時代から、気密性の高い住宅への移行を示しているのだ*4

折れ曲がる階段は昭和といっても、昭和初期に発達したタイプが源流だろう。各地に保存されている洋館に類似の階段がよく残っていた記憶がある。

見れば見る程、これは新しい時代の洋館としてデザインされていると考えられる。風呂に関しても、昭和初期の洋館の、洋風の風呂からの派生ととらえたほうがよさそうなのだ。

和風住宅をベースに、公団住宅の発達を背景として洋館建築の要素が普及した足跡のようなものを、このドールハウスから読み取れるような気がするが、もうちょっと丁寧に考えてみるべきだろう。

 

「有る」部分については元記事で語り尽くされているため、勢いで「無い」部分に言及してみた。こんな与太を書いてしまいたくなるほど、このドールハウスはすごい。

 

*1:真偽はともかく、ざっくりそのように習ったんだよ。

*2:元記事より引用。

*3:トイレがない住宅を設計した実績が知られるらしい。

*4:ついでに雨戸も無いんだが、今回はご勘弁を。