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ホットケーキがじょうずにやけるようになった

あたらしくおぼえたこと さまざまな事象との関係 甘いもの

おおよそ1ヶ月の修行を経て、ホットケーキがじょうずにやけるようになった。音楽に合わせてハンドルを回すと、こんがりじょうずに肉がやけるのと同じ。

安定して同じ品質のホットケーキが量産できる。ホットケーキミックスすごい。

 

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そして見いだしたコツは、やはりパッケージの「作り方」に忠実に。加える水や牛乳の量をきちんと計る。タイマーを使って時間を計る。一度に広げる生地の量も「作り方」を目安に決める。そして、時間通りに待つ。これだけ。

しかし、これだけ、が難しい。

 

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「作り方」のとおりに片面をじーっと焼いてぷつぷつ穴が開くまで待つあいだが長い。約3分、タイマーでしっかり計る。じーっと待つ。だるい。

一気にひっくり返してからも、じーっと待つ。約2分。これもタイマーで計る。だるい。

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時間をしっかり計ってひっくり返すと、出来上がり見本のとおりふっくら厚いホットケーキに膨らむ。

 

したがって、おいしく美しいホットケーキはタイマーで計った時間をじっと堪えたあかしなのだ。1枚焼き上げるには約5分。

火加減も「作り方」のとおり弱火。弱火の加減を知るために、何度も試して自宅の機器での最適値を見いだすことも必要。ガスよりはIH、またはホットプレートが一定の温度を維持できることから、美しい仕上がりにつながるようだ。

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美しい焼き上がりの、焼きたてのホットケーキを割ると、ふんわりほかほか。

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皿に積み上げると、パッケージ写真のとおりに膨らんだ厚いホットケーキ。ものすごい充実感だ。

しかし、1回の量で3枚から4枚、20分ほどをホットケーキにかかりきりなのだ。おいしくて、むくわれて当然だろう。

そうこうして遊んでいるうちに、優雅にホットケーキを焼く時間がなくなってしまった。

ホットケーキミックスにみる食品業界の技術革新とかそういうもの

あたらしくおぼえたこと これはびっくり さまざまな事象との関係 甘いもの

新しいフライパン。

pool.hatenablog.jp

白く丸い美しいフライパン面をうっとりみつめて過ごす。しあわせ。

こんなしあわせは長く続かないらしい。フライパン面は焦げるらしい。

ならばいま、美しいフライパン面のある間に、そうだ、ホットケーキを焼こう。

 

ホットケーキミックスのパッケージに輝く見本のようなきつね色のふっくら美しいホットケーキが、丸いフライパンがあれば焼ける。きつね色ってどんな色やね、しかし。赤茶色いじゃん。

 

スーパーで適当にホットケーキミックスを買ってきた。森永のホットケーキミックス。4袋入って240円ほど。1袋あたり60円ほど。これに卵1個、牛乳100ml。袋には3枚焼けると説明。100円でホットケーキ3枚か。ジャムやバターを付けても150円ほど。

しかし甦る苦い記憶。市販のホットケーキミックスに受けた苦い仕打ちの数々が思い出される。膨らまなかったあのとき、なかなか混ざらない焦り、焦げにまみれた哀しみ、ふくらし粉(ベーキングパウダー)でしょもしょもする味。4回もこれを繰り返すのか。ああ、イヤだな。

 

でも、新しいフライパンで丸いホットケーキは焼いてみたい。

 

ということで焼いてみたい楽しみが勝った。卵は朝ごはん用のストックがある。牛乳はない。牛乳はなくてもいいや。

袋の裏に書かれた説明を読みながら作ってみよう。卵をボウルへ割り入れ、水100mlを加えて混ぜる。めんどうなので箸で混ぜる。混ざったら粉、ホットケーキミックスの粉を1袋入れろと書いてある。ああ、これが憂鬱だ。ダマダマになるんだろうな。ちょっとずつ入れないといけないんだよな、あーあ。既に気落ち。

しかしだよ。ここで奇跡が起こる。

手元が狂ってばっさーっ。奇跡じゃないよ、粗忽だよ。一気呵成にボウル内の卵水混合液へダイブする粉。あーっ、終わった。もう終りだ。

しかし、奇跡、奇跡が。どんよりしながら、まぜまぜしていると、あれふしぎ。しんなり混ざってくる。あれ、ダマダマにならない。え、なにこれ、技術革新?何かわからない技術的な何かによるのか、ともかく粉はさらっと生地になってしまった。

ホットケーキミックス界に何か起こっているのだろうが、知らなかった。

 

出来上がった生地は記憶している状態よりかなりもったりしている。水を足したくなるが、まあ、ここは説明通りに作ってみよう。今、森永のホットケーキミックスへの信頼感は自分史上最高値である。

さて、かなり驚きに満ちつつ、メインの焼き。フライパンで焼く。新しいフライパン、出してくるだけで嬉しい。ここでも説明どおりに弱火でだらだら焼く。こんなに時間かかるんだったか?ささっと焼けるものじゃなかったのか?もやもやするが、パッケージの説明への信頼がかろうじて勝つ。じっと待つ。プツプツと泡が空いてきた。まだ表面の生地はやわらかいようだが、一気にヒックリ返せと書いてある。

 

信頼に従い、がばっとひっくり返す。べちゃっと音がしたような気がする。そして、ここでまた奇跡が。あああっ、膨らんでいる。なんだこれ。ぷうーっと音がしそうな勢いで縁が立ち上がってゆく。すげえ。こんなに膨らむのか、パッケージの写真のとおり厚みが存在している。すごいぞホットケーキミックス

このあたりでもう説明の手順以外をとる気はさらさらなくなっている。もう森永ホットケーキミックスの袋の説明の僕。命じられるままに、じっと弱火で膨らむホットケーキを見守る。

皿にはふっくら丸いホットケーキが3枚。

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最後の関門、苦み。もしかして、もしかして、ここまでの改良が進められているならば、もしかして味の方も。と、期待を込めて何も付けずにそのままいただいてみる。

 

おいしい。ふくらし粉の苦い味がない。甘さもかなり控えめ。ああ、記憶の中のホットケーキとは全く違う、ふわふわのホットケーキ。森永すごい。ホットケーキミックスすごい。

 

改良がいつごろ行われたものかは不明だが、ホットケーキミックスはいつのまにか超改良されていた。膨らみ方も記憶のなかのホットケーキミックスとは違う。泡が繊細で生地がしっとり。これならホットケーキミックスでホットケーキ焼くよ。

 

もしかして、クックドゥーなんかも記憶のなかの味とは異なるレベルに変化しているのではないだろうか。そんな期待が湧き上がってくる。ホットケーキミックスも森永以外からも多数発売されているからには、これらも試してみなくてはなるまい。

新しく始めたいこと、といえば市販のケーキミックスや調味料を試すことだな。食卓のバリエーションも増えるし、いいことだらけじゃないか。フライパン大勝利だ。

今週のお題「新しく始めたいこと」

 

正しいふんわりホットケーキの公式。動画もあるよ。

www.morinaga.co.jp

 

過去の記憶とホットケーキのほろ苦い関係はこちら。ベーキングパウダーも調合によってかなり違うらしいと調べたぞ。

pool.hatenablog.jp

 

丸いふっくらホットケーキが焼けるまでの試行錯誤は省いた。メシマズアレンジャーが糾弾されるとおり、袋の裏の説明は絶対。ともかく水または牛乳の量は厳守。出来た生地で3枚焼く配分も厳守。説明の通りに焼けば、きっちりうつくしくおいしいホットケーキが焼ける。しかしちょっとでも違うことをすると、違う結果になる。意図して薄いパンケーキをたくさん焼くつもりでもなければ、書いてあるとおりに作るべきだろう。

 

あと、たぶん。フライパンの功績が大きい。

冷蔵庫と寝袋

あたらしくおぼえたこと さまざまな事象との関係 今週のお題

「人型寝袋」が冬の衣装として定着している。もう数年は使っている。

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ドッペルギャンガーの人型寝袋(ヒューマノイドスリーピングバッグ)。軽くて暖かい。

各種レビューではほつれたとか、破れたとか、ファスナーが噛むとの内容で、びくびくしながら注文した。毎年夏になると洗濯して防虫剤を入れて圧縮パックで保管しているが、特に痛んでもいない。

確かに、かなりラフな造りではある。なので、中に着込んでも余裕がある。気温に合わせてユニクロのウルトラライトダウンを着込んだりして寒さをしのいできた。余裕あるサイズから、室内での身動きにはあまった足先を引きずる格好となり、邪魔ではある。

 

今年も寒さ対策として人型寝袋を引っ張り出してきたが、そろそろ改良された製品が発売されていないだろうかと、探していたところへホットエントリーで紹介されていたビビラボの「ダメ着」。人型寝袋よりもタイトなショッカーの怪人スーツ的な部屋着だ。以前にみかけたフリース素材の製品とは異なり、ふわふわの毛布生地らしい。

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さっそくAmazonで注文。便利便利。

かなりぴったりサイズらしいとのことで、大きめを選択したが、人型寝袋のようなだぼだぼ感はない。室内で十分行動できる。

しかし、今年は寒い。室温がぐいぐい冷蔵庫以下になる。ダメ着でパソコンの前に座っているだけでは寒い。ダメ着の下にはウルトラダウンか薄手のウールのセーターぐらいしか着込むことも難しい。

 

そこで、せっかく人型寝袋もあるのだから、今年の冬はパソコンの前ではぜいたくに過ごすことにしてみた。

 

まずはウールのセーターとヒートテックのパンツ。ダメ着も十分暖かいからこのぐらいでよさそう。セーターの下に着るならモンベルのジオラインL.W.は確かにいい。部屋着として着潰していいものかどうか知らんが。

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それから、暖かい靴下。

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で、ダメ着。首回りをがっちり保護。

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ダメ着の上から、だぼだぼの人型寝袋。頭を覆うと体感温度がぐっとあがる。

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見かけ上は去年と同じ。文句なく暖かいうえに、パソコンの操作に何の支障もない。

なんてあたたかいのだろう。このまま眠ってしまいたい。

 

 

寒いならば重ね着をして着込めばいいのではないか。もちろんその通りではある。人型寝袋以前はマミー型の寝袋で足下だけを覆い、セーターとダウンジャケットを重ね着していた。しかし、普通の服はトップとボトムが別れている。ちょうど背中のあたりで暖かい空気が切断されてしまうのだ。「つなぎ」の形態であれば、あたたかい空気が逃げてしまう切れ目はない。マミー型寝袋は椅子に座っているあいだは暖かいが、じっと座っているわけにもゆかない。

股引(ももひき)やスパッツの追加は締め付けがきつくなる。最近滅多に見かけなくなった「らくだ」は余裕がある造りだが、何枚も重ねて着るのは難しい。

それに、ジャケットはやはり外出できるだけの見栄えを備えている。ゆったりしているようでも、袖がだるだるに付いてるわけではない。もし、手元にパジャマとジャケットがあれば袖の付け根のカーブや幅を比較してみていただきたい。ジャケットの袖は格好よくしゅっと胴に付いているはずだ。パジャマは着るとパジャマだとはっきるわかるようにだぼだぼであろう。これが腕の動きを制限しないだぼだぼさなのだが、デザイン性は損なわれるのだ。

 パンツなども、外出できる見栄えとだぼだぼの余裕はおおむねトレードオフの関係にある。これもパジャマのパンツとジーンズなどの股上のカーブを比較するとよくわかる。リラックスできる服は、設計段階からゆとりを組み込まれているのだ。

さらに、軽さ。重ね着は当然ながら各パーツの重量が加算されてくる。肩がこる。

 

さて、ダメ着や人型寝袋の購入を躊躇させる問題に触れておくべきだろう。梨羽の所有する人型寝袋は年式が古いため参考にならない。ダメ着は積極的にそのシステムを喧伝しているからには期待されていることだろう。結論から述べると、これだけは全然期待しないほうがよい。危険な雰囲気しかしないため、「着たままトイレシステム」は利用していない。メーカーのサイトからはトイレをどうするか問題への苦心惨憺が感じられるが根本的な解決は難しいのだろう。

 

ダメ着と人型寝袋のタッグでも、どうしても寒いときは、襟巻きと毛糸の帽子を追加している。なにしろ室温は冷蔵庫以下にもなる。

例年であれば大型の電気毛布が稼働する時期であるが、今年はダメ着とのコンボで小型電気あんかだけの使用でしのぐことができそうだ。光熱費の節約にもなっているだろうし、暖房器具による空気の乾燥も免れている。

 

トイレ問題さえ解決すれば、最強の寒さ対策であろう。

 

 

 

着る毛布系のダメ着。Amazonのレビューにみられる欠点はひととおり備えていた。ぽろぽろ毛抜け、粗っぽい造り、などなど。しかし、補ってあまりあるふわふわ感とあたたかさと軽さ。

www.bibilab.jp

人型寝袋(ヒューマノイドスリーピングバッグ)最新型はこちら。年々スマートに改良されている。

www.doppelganger-sports.jp

 ビビラボもドッペルギャンガーも同じビーズ株式会社のブランドらしい。そうだったのか。

 

今週のお題「冬の寒さ対策」

ケーキをどうぞ

さまざまな事象との関係 甘いもの

学生のころ住んでいた下宿は大家さん一家の住宅と一体の造りで、そのころ既に木造の古い下宿はすっかり人気もない時代で、大家さんも離れた場所に住むようになっていた。

住宅部分には、だから、ときどき大家のおばあさんが日中を過ごしに来ていて、近所のお友達のおばあさんが集まっていた。

その日はたまたま、午後が休講で昼から台所を使おうとしていた。自室には湯沸かしポットがあったものの、ガスコンロで湧かすほうがだんぜん早い。やかんを火にかけながらぼんやりしてたら、おばあさんがひょっこり現れた。

「あんた、ケーキは食べる?」

実際は地元の訛がっつりで、そのまま文字に起こすとどこだか地名がすぐわかりそうな具合だ。

「え。」

はい、ともいいえとも答えかねて何か口ごもってしまった。ケーキ?

コンビニのケーキは目にするが、ケーキなんて食べる選択肢になかった当時。え、いいの?ケーキなんていただいてしまって、いいの?と混乱する。

「〇〇さん、今日来なかったから、ケーキ焼いたから持って行きなさい。」

〇〇さんというのは、たぶんいつものお友達だろう。焼いたから?ケーキ?

反応の悪い学生など慣れたものだったのか、さくさくと話がすすめられる。

「お皿持ってきなさいよ。」

 

皿は共同の台所へ置きっ放しだ。自分の食器カゴから皿を持っておばあさんの後をついてゆく。先にガスの火を消したが、まだ湯は沸いていない。

 

おばあさんの居間にはテレビとこたつ、こたつの上にはお菓子の盛られた鉢がいつものように並んでいる。そして、ケーキ。

ああ、このケーキか。

ケーキって言われると馴染まないが、ああ、ケーキだ。

 

「2枚あるから。」

そうして持参した皿には2枚のホットケーキが乗せられた。

「ありがとうございます。」

ほっとして、すらすらお礼が出てきた。このケーキならそれほど負担に思わず済みそうだという安堵。脳内で輝いた生クリームの盛られた「ケーキ」像をそっと消す気恥ずかしさ。

 

台所へ戻りガスの火を着け直しながら、ホットケーキなんて簡単に焼けるはずなのに、自分で作ろうとはしないものだと不思議に思った。どこかで子どものおやつのような気がしていた。焼いてもらって食べるお菓子のように感じていたのだろう。

焼いてもらったホットケーキは控えめな甘さで、しみじみおいしかった。

 

そして、何で自分で焼こうとしなかったかも思い出した。ホットケーキミックスのふくらし粉の味が苦手だったからだ。いいはなしっぽかったのに、だいなしだ。

 

 

 

あさげ、ひるげ、ゆうげ

豪奢なるランチ闘争 貧相なディナーの記憶 さまざまな事象との関係

永谷園のインスタント味噌汁の名称に隠された「け」。

 

「晩ごはん、夜ごはん、夕ごはん」の違いをなんとなく晩は深夜22時以降、夜は20時ごろ、夕は17時ごろ、とぼんやり思い浮かべてみながら、なぜそういう感覚にあるのか記憶を手繰ってみた。

 

「け」はお食事のことらしい。伊勢神宮外宮(げぐう)に「御饌殿(みけでん/みけどの)」と呼ばれる建物が知られ、「日別朝夕大御饌祭」として朝と夕に神饌(しんせん)と呼ばれる御饌(みけ=食事)をお供えする神事が行われているとのこと。1500年続く神事とされるから、お食事とは朝と夕にいただくものだったのだろうか。

 

www.isejingu.or.jp

 

え、昼は?

はて、古代にはお昼にお食事はないのか。つらい。

 

「午前8時から午前9時にかけて朝大御饌、午後3時から午後4時までにかけて夕大御饌」とはWikipediaの情報。「夕ごはん」17時感覚は古代からの神事となかなかにマッチしているではないでしょうか。畏れ多いが。おざっぱに「暗くなる前」が夕方の感覚としておこう。

 

それで冒頭の「あさげ」「ひるげ」「ゆうげ」に戻る。永谷園のサイトで確認したところ「あさげ」が1974年2月、1975年6月に「ゆうげ」、1976年2月に「ひるげ」がそれぞれ発売されているとのこと。ここでも朝と夕が先行して、昼は発売時期に遅れがみられる。正統なお食事タイムを朝と夕とする感覚や、「け」がお食事を意味する感覚は約40年前までは継続していたらしい。

 

では、昼のお食事が定着した時期はかなり新しいのではなかろうかと想像がつく。そして、晩と夜は時間帯は不明としても、近年までお食事タイムとして認識されていなかったのではないだろうか。

 

例えば「晩酌」。月を眺めて一献を風流とするならば、日が落ちて月が高く昇ってからだろう。「夜鳴きそば」も日が暮れてからの登場としていただきたいところである。晩や夜は酒を飲むか軽食のそばをいただくか、お食事とは別腹のものを口にする概念と共にあるらしい。時間帯で何かを食べることを指す例には他にないだろうか。「おやつ」だ。Wikipediaによれば「八つ時(14時頃)に食べる間食」をルーツとするらしい。

 

もしかすると、正統なお食事と、それ以外の時間帯に何か口にする機会は分けて考えられているのかもしれない。この仮設に基づくならば、正統なお食事以外の時間である夜に食べるものが「夜ごはん」で、晩に食べるものが「晩ごはん」となる。「おやつ」の例に従うならば、これらの「時間帯による喫食の機会」は時間帯だけで表現することもできるのではないか。

「晩は食べたの?」という言い方は確かに成立する。「夜はもういただきました」も大丈夫そうだ。しかし、具体的な時間帯は何かあいまいである。

Wikipediaによれば「夜(よる)は、日没から日の出までの時間のことである。」と定義され、晩は項目がなく夕としておおむね18時ごろが挙げられている。晩そのものに「遅い」の意があるとされることから、夕より後の時間帯を意識することになるようだ。

夕、夜、晩の順に時間帯を意識している根拠としてはこんなところだろうか。そして時間帯に「ごはん」を付ければいつでも食事時として呼ぶことができるシステムとはいえ、これらの時間帯のうち正統なお食事はたぶん「け」を伴う夕だけであったのかもしれない。

 

というわけで「夜ごはん」や「晩ごはん」は夜から晩へ食事の時間が遅くなるに従い普及したのではないかと推測できる。夜に明かりが普及してからの習慣と当てはつけたが、誰か検証してくれないかなー。

あと、朝と夕が正統ごはんである仮設に関連して、昼ごはんの登場についても別に検討するべきだろう。うっかり「新しい」概念だとか書いてしまったが、「け」の時代より新しいというだけで現代からは十分古い。

 

御饌殿は伊勢神宮の建物のなかでもとりわけ古式を伝えているとされる構造とのことで、食事に関することは古い慣習や感覚がよく伝わる部分なのかもしれない。まあ、どんな感覚だろうが腹が減ることは古代も現代も変わらないだろう。

 

 

きっかけはまず、ごはん名称の以下の記事。ぼんやり使っていて意識していなかった。

www.ikashiya.com

次いで昼ごはんについての記事を読んでインスタント味噌汁のことを思い出した。(追記:昼が単独で成立する件はこちらで指摘されていた。)

dk4130523.hatenablog.com

肝腎の「あさげ」情報。いまや手軽なインスタント味噌汁の代名詞「あさげ」が発売当初は高級品だったことに驚き。

www.nagatanien.co.jp

 

追記)さっそくお食事回数ほかについて解答をいただいた。なんとありがたい。だが、たいへんだ、なにしろ事はまったく単純ではないらしい。いつ食事をしたらよろしいやら、考えるだけで胃が痛い。

tagatanme.hatenablog.com

メガシャキシャキ

あたらしくおぼえたこと これはびっくり さまざまな事象との関係 買物王にオレは成る

朝ごはんには卵を焼く。朝ごはんのためにフライパンを新調した。

 

IH調理器具に変えたこともあってフライパンを新調することにした。まずはイオンやイトーヨーカドーといった調理器具を扱っているだろうという店舗で探してみる。ひととおり眺めて飽きる。

次にAmazonほかネット通販のレビューを読みふける。フライパンがなかなか新しくならない。しかし、フライパンには詳しくなる。

そろそろフライパンがないと不自由なので、このあたりで数ヶ月経過しているが、ようやくヨドバシカメラへ出掛けることにする。学習の成果として内面が白い「セラミックコーティング」が欲しくなっているが、ヨドバシドットコムの店頭在庫確認では梅田店に在庫が集中しており、これといって決め手がなかった。

ただし、Amazonのレビューではセラミックコーティングのフライパンは評価が低い。すぐに焦げ付くだの、卵焼きも焼けなくなるだの、不穏なレビューが続く。というような学習も済ませている状態で、さて、ヨドバシカメラ店頭でフライパンを探す。

内面が白いセラミックコーティングで複数種類のセットではない適当なサイズのフライパンは一種類だけ。2000円以下の価格でもあるから、間に合わせとしてもまあいいやと考えて、そのフライパンを買う。

それにしても、どうしてヨドバシカメラにはAmazonで評価の高かったあのフライパンとかが置いてないのだろう。などと、帰りの電車で買ったフライパンについてAmazonのレビューを確認する。ところが、これまたセラミックコーティングが禿げただの、焦げただの、不安を煽られるレビューばかり。値段も値段だから、まあそんなものかと気落ちしながら読み進めると、ひとつだけ雰囲気の違うレビューがあった。

いわく、「モヤシがシャキシャキ」に仕上がると。

 

半信半疑でさっそくモヤシを炒める。炒めるというか、添付の小冊子にも注意書きとして書かれた「中火」を徹底するため、フライパンに乗せたモヤシをもそもそ揺らす。モヤシからの水分を飛ばすために火力を強くしたいが、そこをぐっと堪えて中火で5分ほどモヤシを揺らす。

驚くほどシャキシャキでおいしいモヤシ炒めが出来上がった。

いろいろ試してみると、野菜炒めはだいたいうまく仕上がる。焼きそばも向いているようだ。ヨドバシカメラはセラミックコーティングのフライパンのなかでどうしてこのフライパンだけ扱っているのか。もしかしたらこのモヤシシャキシャキ仕上げが理由なのだろうか。価格も手頃で、意外に性能も良い。もしかするとヨドバシカメラの目利きは頼りになるかもしれない。

 

それでも、たぶん万能のフライパンではないのだろう。焦げ付きレビューに登場する卵焼きや目玉焼きは試していない。

 

じゃあ朝ごはんはどうしているのか。卵は玉子焼で焼く。

フライパンが必要になった理由は玉子焼しかIHに対応していなかったせいで玉子焼がフライパン代わりだったからなのだ。フライパンがやってきて、ようやく玉子焼で卵が焼ける。朝ごはんの製作に直接関わるわけではないフライパンであるが、朝ごはんの成立のためには必要なのである。

 

肝腎のフライパンは以下のシリーズ。ヨドバシカメラのURLはプレビュー付の引用表示にはならないのね。

http://www.yodobashi.com/和平フレイズ-Wahei-Freiz-SR-5701-IH対応フライパン-セラルス-調理器具/pd/100000001001495312/

 

今週のお題「朝ごはん」

冷たい雨の日は馬ケーキより牛すじどうふがふさわしい。

あたらしくおぼえたこと さまざまな事象との関係

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中山競馬場女子限定「UMAJO SPOT」で限定提供される馬ケーキを囲む女子会に伯母、従姉妹、従姉妹の娘で参戦した画像が送られてきた。元写真の公開は却下された。テイクアウトさえ許されない厳しい女子の掟。ああ、めでたいね。ケーキは想像していたものよりサイズが小さいらしい。さりげなく箱が3個並んでいるが、要は1人1個ケーキを頼んだらしい。

箱に入れてあるならテイクアウトさせてよ。おまけにワンドリンク無料らしい。女子だけ。女子だけ!

 

ケーキはあきらめて、牛すじどうふと白モツ食べて馬の写真撮って帰ってきたよ。遊具が置いてある広場でポニーの散歩も見たよ。全年齢がそれなりに一日過ごせるように作ってあるらしい。それでも高齢化は顕著だ。

かつて競馬場へ足を運んだ大勢は、今はどこで休日を過ごしているのだろうと考えると、そっくりそのままイオンモールが代替しているような気がする。従姉妹は家族で競馬場へ遊びにきた記憶があるというが、娘と来るのは初めてらしい。ケーキは偉大だ。イオンモールはヘビロテというから、公共ギャンプルと同列にするのもなんだが、社会的なニッチとしてはイオンモールと競馬が対応するのかもしれない。

 

馬ケーキ目当てで女子会参加組とガチ馬勢に加えて別行動隊が船橋で合流して梨羽家新年会的な状態の後解散。うさぎだけに人数が多い。居酒屋においしいケーキは期待できない。現れたモツ鍋をおとなしくいただく。今日は雨が冷たい。ケーキよりはあたたかいモツがぴったりなのだ。たぶん。

 

従兄弟ほかガチ馬勢とは競馬場内ではぐれた。どこかで一式揃えて販売されているんじゃないかとしか思えないジャンパーと帽子姿の男子(ここは女子に対して全年齢男子でよかろう)で溢れる場内では保護色にのまれた野生動物さながら、あっという間にはぐれた。帰りの集合場所と時刻を決めておいてよかった。そして携帯電話つよい。

キュイキュイに100円だけ投資して、レース終盤には怒号が響くフロアで過ごすも所在なく、レースから戻る馬が通るあたりをぼんやり眺めていた。雨脚が強まるにつれ冷える。

成田特別レースでは冷たい雨のなかうなりくん(成田のゆるキャラ)が表彰式に参列していた。雨のなか拍手のタイミングで腕をふりまわすうなりくん。表彰式終了とともに取り巻きに抱えられるように傘を差出され、VIP扱いで退場するうなりくん。スーツ姿のサポートスタッフがうなりくんから離れない。うなりくんに向けて盛大に切られるシャッター音が響く。すごいな、うなりくん

 

馬ケーキは「競馬場のイメージとは違って、かなりおいしい、特にクリームがおいしい」ケーキだったらしい。競馬場のイメージって何だろう。モツと牛すじだろうか。

 

 

今週のお題「2017年にやりたいこと」

おいしいケーキが食べたい。

 

umajo.jra.jp