あらゆる意味を無効にする魔法のことば「なにそれ」

今週のお題「私の流行語大賞

「なにそれ」。

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渋谷直角奥田民生になりたいボーイ出会う男すべて狂わせるガール』(扶桑社)より。

とてもじゃないが使えない。使えないけど使いたい。使えるあなたがうらやましい。

 

「凍てつく波動」に相当する魔法のことばが「なにそれ」です。溜をとって、おもむろに「なにそれ」、破壊力抜群です。

 

ココイチに行かない?」「なにそれ」。終了。

「ディズニーはどう?」「なにそれ」。はい、次。

デニーズもいいね」「…なにそれ」。ごめんなさい、ごめんなさい。

 

具体的に何を要求されているわけでもないのですよ。ただ、「なにそれ」と問い返されているだけなのですよ。ただ、こちらが居たたまれなくなって、要求を何でも通してしまうだけなのですよ。おそろしい。

ココイチうまいよ。デニーズうまいよ。まあ、それはおいといて。けんもほろろ感すごいですね。実際に使うことはとてもできませんが、心の中で思い浮かべるとかなり癒されます。

 

無茶な納期に「なにそれ」。言ってみたい。

無茶な要求に「なにそれ」。すっごい言ってみたい。

「これ明日の朝までね」「なにそれ」。ベストアンサーだ。

 

遠慮会釈なく「なにそれ」を振り回した挙句に「しあわせよ」とつぶやいてみたい。