脱いだらよけいにわからない世界

お題「印象に残っている展覧会」

目白の永青文庫で開催されている「春画展」へ行ってきました。18歳未満の入場は制限されています。

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あ、安心してください、履いてます。

何が驚いたって、脱いだら男女の区別がつかないのです。近世後期あたりは女性が女性らしい体型で表情も区別がつきますが、中世から近世初頭の史料になると髪型と服装で判断する以外に性別の手掛りが非常に乏しい。

そして、腹が出ている。年齢のせいではないようで、若くても腹が丸い。なので年代が遡ると女性が寸胴に近い体型で、ますます男女の区別がわからない。

女装した少年が活躍する逸話はヤマトタケルの伝承などで知られています。美少年であったと解釈してしまいがちですが、男女の体格差が現代ほど顕著ではなかった可能性のほうを考慮すべきなんじゃないかと、ふと思いました。

文化コードとして性差を示す服装と髪型に強い規制がかかるのも道理のような気がします。時代による体格の変遷を調べてみたくなりました。

 

前期よりは緩和されているようですが、平日午前中でも相当の混雑ぶりでした。会場も仮設トイレの整備や屋外の休憩所設置など相当に対策をされているようです。展示内容も4度の入れ替えがあるようなので、会場の規模という制約が厳しいなと感じました。

 

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まだ練習中のCLIP STUDIO PAINT。徐々に機能を制御できるようになったので大幅に修正したらちぐはぐになった。ペンタブレットでの描線の制御も難しかった。プラスティックの表面に紙を1枚置いて描くとだいぶ解消。履いてる人と女子力ちゃんのコマで線が違うのは紙1枚の効果。枠線のレイヤーが特殊な扱いらしくフキダシの制御ともども慣れない。目的は漫画ではないからいいや。トーンについては思ったのとちょっと違う。イラストレーターのようには使えないのかな。もうちょっと練習しよう。

こちらを先に公開する予定だったので、別の記事でコマ割りテンプレートの重複についておかしなことを言っているが気にしないでいただきたい。