駿府城はハンバーグ

丸くてじゅわじゅわのハンバーグ、静岡の至宝と詠われるハンバーグ。「さわやか」のハンバーグのためなら青春18きっぷを1コマ消費することも厭わない。

昨年のハンバーグの記録。

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そんなこんなで、今年も「さわやか」で丸いハンバーグをおいしくいただいた。今年は、しかし、ひと味違う。行程に余裕を持って、駿府城を詣でたのだ。「さわやか」の待ち時間が長かったともいえるが、ともかくも駿府城も目的地なのだ。

いきなり、駿府城をたずねた弥次さん、喜多さんの銅像に迎えられる。東海道中ではある。確かに。なるほど。

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駿府城付近「府中 弥次喜多像」。

気をとり直して先を急ごう。
どん。

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「わさび漬発祥の地」碑。

わさびの記念碑かと思えば、わさび漬の記念碑だ。メインは上の巨大わさびではなく、下の樽らしい。わさび漬に発祥の地があったのか。なるほど。絵面としては、巨大わさびを重しに漬けられるわさび漬。なぜこの姿になったのか、製作した人は何を思ったのか、疑問は尽きない。台座の説明によれば、昭和43(1968)年に、明治百年を記念して静岡県山葵漬工業共同組合によって設置されたらしい。

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静岡県庁本庁舎

道を挟んで向こう側には、近代風の建物に瓦屋根。いわゆる帝冠様式。名のある建物に相違あるまい。後で調べたら静岡県庁舎本館。登録有形文化財とのことで、昭和12(1937)年の建物らしい。約80年経過しているということは、大阪城天守閣といい勝負か。なるほど。

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駿府城内「家康公お手植えのミカン」

ようやく城内に入ると、「家康公お手植えのミカン」なる一角。ミカンの木がこんもり集まっている。

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駿府城内「家康公お手植えのミカン」とフェンス

ミカンの木は、実際は厳重なフェンスにガードされている。案内板によると昭和25年に静岡県天然記念物に指定されているらしい。案内板は「家康手植えのミカン」表記。静岡といえば、ミカン。なるほど。

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駿府城内「徳川家康公之像」

ミカンの近くには、鷹を従えた「徳川家康公之像」。静岡といえば徳川家。なるほど。

そろそろハンバーグの予定が迫る。というわけで、駿府城周辺には静岡が詰まっている。駿府城の南東に隣接する新静岡駅ビル「cenova」の「さわやか」へ移動しよう。

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「さわやか」がある、新静岡駅ビル「cenova」

もちろん、城らしい写真も撮ってある。

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駿府城巽櫓とハト

駿府城巽櫓と堀を背景に、ハト。人慣れしている。

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駿府城巽櫓とハト

あと一歩、近づくと飛んでゆかれた。

城以外の諸々が印象的だった駿府城。ハンバーグと合わせて楽しめること請け合いである。2時間待ちと告げられてもcenova店なら大丈夫。JR静岡駅から余裕で徒歩圏内でもある。