あの日見た異空間の名を僕はまだ知らない

斬新な着席だと思った。

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ドリンクバーの帰りに思わず振り返ってしまった。不躾ですまなかった。見知らぬ人々よ。四人がけのいわゆる「ファミレス席」で二人だけで並んで座っている人々をこれまでに見かけたことがなかったのだ。

向かい合って見つめ合うかわりに、正面を睥睨する彼女の視線はどこへ向かうのか。電車の座席に並んでいるのとはわけが違う。ここはファミレスなのだ。深夜といえども煌々と明かりが照らすファミレスの店内なのだ。

君らだけ違う空間に居るのか。仄暗い高級鉄板焼カウンターと同じ感覚なのか。キャンドルライトが揺れる奥にヘネシーとか並ぶムーディなバーのカウンターが見えているのか。テレビでしか見たことないけど。

牛丼が300円ほどだからファミレスは高級だなんて、こんな世の中なんて、ポイズン。

京都で洋食

「ピネライス」という洋食があるらしい、ということで京都駅へ。

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ピラフの上にうすい牛カツ、ドミグラスっぽい濃厚なソースがたっぷりの「ピネライス」。これは中高生のころに近所にあったら幸せだったことまちがいない。洋食らしさが引き立つ銀の金属製皿。スプーンもきっちり紙ナプキンでくるんである。

また描き忘れたが、セットの味噌汁がなんともやさしい味。タマネギとワカメだった。いいかげん写真見て描けよと思うが、まあいいや。

京都駅ビルの店舗では牛カツや煮込みハンバーグとのセットがオススメとなっていた。しかし「ピネライス」の基本構成が既におなかいっぱい仕様。今回は移動時間の問題もあり泣く泣くあきらめる。煮込みハンバーグのおいしそうなこと。アイ・シャル・リターン!まっていろよ煮込みハンバーグ。ラストオーダーが21:30ということで、チャンスをうかがおう。

京都駅ビルの11階、これは事前に調べていないとなかなかたどり着かないかもしれない。伊勢丹側大階段北側にエスカレーターがあるのでひたすら上へ登って、屋上庭園のひとつ手前でおりると11階。南側にレストラン街の表示もある。なお、10階が「拉麺小路」。

店内の窓は京都駅八条口(新幹線口)側、つまり京都の南側へ面している。当然見えるだろうと探したら東寺教王護国寺)の塔がちらっと見えた。京都駅ビルの屋上広場からも東寺の塔は見えるので、一瞬でも京都へ来た風情を感じられる。

 

さて、グルメブログごっこはいったんおしまい。朝晩連続きしめん行だとか、記録はあるが絵的にどうよというネタも多いのでグルメレポートは難しい。店内は撮影禁止という所も最近は増えてきた。記憶を頼りに店内風景を再現しすぎてもあまりよろしくない気もする。いや写真見て描けよ、描き忘れが多すぎるだろう。

コミックスタジオペイントの操作にもだいぶ慣れてきた。ブログの更新以外に使えるといいんだがね。なかなか。

 

今週のお題「プレゼントしたい本」

店頭で本を探すときは丸善へ行くことが多い。東京駅の近く「丸ノ内oazo」ビルに丸善がありハヤシライスの店が同じフロアに入っている。丸善といえば洋食という連想も根拠がないわけでもない。

京都へ寄ると梶井基次郎が檸檬を置いた書店は京都の丸善だったという話を思い出す。京都の丸善はたしか河原町にあって、いつだか雨の夜にもう電車の時間がぎりぎりだとひやひやしながら立ち寄ったことがあった。何か目的があったわけでもなく、たぶん当時はめったに寄れない丸善へ行くだけで何かがあるような気がしていたのだろう。何でも検索すれば記録が見つかるので、2005年に閉店していたことを確認して、つい昨年に新装開店していたことを知った。ロフトとか無印良品のあたりだろうか。昨年京都へ行った際はまだ開店していなかったのか。そういえば無印良品が仮店舗営業していて長く工事していた場所だ。

それで、お題は何か本を選んでみることなので何か一冊、誰ともなくプレゼントするなら岩波文庫から選ぶのはどうだろう。『オイディプス王』(ソポクレス)とか『アイヌ神謡集』(知里幸恵)なら軽くてするっと読める。

牧歌的にすぎるだろうか。好みもあるだろうから、本をプレゼントするのは難しい。

いっそのことAmazonKindle端末とKindle Unlimitedの権利を1年分というようなプレゼントのほうがありがたがられるかもしれない。何でも好きに読んでくれ。そしてAmazonにお勧めされてくれ。趣味に合わない本をプレゼントされて悲しい思いをする人はこれで地上から消えるのだ。

本をプレゼントするはずがデジタル端末とデジタルデータの利用権利とか霞のような物をプレゼントする話になった顛末。プレゼントって難しいですね。

熊本でカレー

熊本城の外郭部分なのか。歩くと近いが地図では把握しにくい場所にあった「八木カレー」。

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しまった、オクラを描き忘れた。

場所がわからずかなりうろうろ歩き回ったが、店の看板が見える前から漂うスパイスの香りに導かれてようやく到着。隣のコンビニを目印にするとわかりやすいかもしれない。店舗前の道路は細い道だが熊本城からのメインルートになっているらしく自動車の列が途切れない。

事前情報どおり10分ほど外で並んで待った後、店内へ。

スパイシーなのにじんわり、スープカレー的なのに普通のカレー。これははじめて食べるカレーだ。そしてレモン。レモンが一切れ添えてある。

レモンを絞ると、驚くほどカレーが鮮やかに!うまい。レモンすばらしい。

ナッツや豆の食感も楽しい。がんばって熊本へ来てよかった。熊本おいしい。次は大盛りだ。

席が空くのを待っているあいだに何台もの熊本城周遊バス「しろめぐりん」が通り過ぎてゆく。確かめたら「しろめぐりん」の「10番_子ども文化会館前」バス停で降りるとすぐのようだ。熊本駅から熊本城周辺をぐるぐるまわってくれる「しろめぐりん」は1日乗車券を利用するとかなりお得だ。

熊本城は地震の影響で城内には入れなかったが、周辺のビューポイントから外観を眺めることはできる状態。ふもとの「城彩館」では熊本城のCG復原も公開されている。

これから旅行するなら、やっぱり熊本でしょう!

あと、ここでも店内無断撮影禁止の注意書きが。目の前のカレーは断れば撮影に問題なし。どこでもパシャパシャが常態化しているんだろう。なおグルメブログごっこはグルメレポートが主ではないので写真は載せない方針。うろ覚えで描いているからオクラを描き忘れる。イモやカブも忘れているな。せめて写真見ながら描くべき。あとガラスの小鉢に入ったタマネギの酢漬け的な薬味も描き忘れた。さっぱりしておいしい。

博多でうろん

久しぶりに「かろのうろん」へ行った。

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つゆがうまい。歩き疲れた胃にやさしい。

ネギの辛みがまたうまい。ラーメン丼風の鉢にネギが山盛りになっている。

おにぎりとゴボウ天が人気らしいがまだ食べたことがない。

前回(2014年だ)も既に店内撮影禁止だったが、その前に(何年前かあやふやだ)ふらっと入ったときは撮影禁止ではなかった。食べる前に皆ぱしゃぱしゃ撮るようになったからだろうか。席についてからあわててポケットに入れていたカメラを鞄にしまう。

神棚に祀られたかえる像や木製の机椅子、和風の店内。外国から観光で来たらファンタスティック極まりなし、これ写真撮るわ。撮らずにいられないわ。そら、禁止いたしかたなし。箸入れにも写真撮らないでと掲示。ここはうどん食べるとこ。うどん食べよう。

禁止されていなかったころの写真もあるけど、まあ実際行って食べてみてよ。もうね、飲み終えるのが残念なほどうまいつゆ。いつまでも飲んでいたいうどんつゆ。このうどんつゆをタンブラーに入れて持ち歩きたい。

すこし涼しくなるとあたたかいうどんがおいしい。

おなじみの讃岐うどんだけじゃなくて、関東にも博多うどんの「ウエスト」がぽつぽつ出店している。新宿小田急の通路に岡山のうどんもあったな。名古屋ならJR駅ホームのきしめん、と思ったがきしめんはうどんではない。

都内なら探せばけっこう各地の麺類が揃っているんじゃないだろうか。

秋こそうどん。秋こそ麺類。ただしラーメンは別。

 

すっかりグルメレポートブログ化してきた。もうちょっと「グルメブログごっこ」は続くんじゃよ。

 

今週のお題「秋の味覚」

思い出補正

映画は観てない。

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現実はこんなものだろうが、見かけるその時代の容姿は現実的であったとしてもそれなりに輝いて見えるので青春は尊い。

このアニメのキャラはずいぶん細身なので補正が難しかった。比較するとジブリ作品は現実的なプロポーションに近かった。そしてマウスで描いたら手が吊った。めんどうがらずにタブレットを出そう。クリップスタジオペイントからPhotoshop形式で保存するとトーンのレイヤーが消える現象など、まだまだ難しい。

丸いハンバーグじゅわじゅわーっ、おかわり!

とうとう「さわやか」でハンバーグをいただいた。

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夕方に到着したのでほとんど待つこともなく席に案内され、おやつのようにハンバーグをいただいた。気のせいかもしれないが、丸いハンバーグは左手側にくるほうが薄く切り分けられていた。左手側から切っていただくものだから火の通りを考慮されているのかもしれない。

オニオンソースは事前に学習したとおり、そのままにしておいてもらう。まずは塩胡椒で。かなり赤みの強いレア状態でやわらかく肉汁たっぷり。じゅわじゅわ焼いてほどよいあたりでいただきます。

ソースなしでもかなり味がしっかりしている。うまーっ。

半分はソースをかけて、これまたうまーっ。青春18きっぷでまた来よう。「さわやか」。

 

「さわやか」と「ハングリータイガー」の印象の違いをメモしておく。

「さわやか」のハンバーグはコーヒーショップの単品メニュー。だから味付けがしっかりした香辛料が効いたハンバーグを単品で味わう。パンやごはんはセットにしなくてもよし。おやつとか嗜好品的なハンバーグ。

ハングリータイガー」はレストラン。ハンバーグとパンとサラダと、好みによってスープを加えたお食事。だから控えめな味付けでしっかりおなかいっぱいになる。ディナーという趣。

どちらもそれぞれおいしい。

 

 

おいしいスープカレーがたべたい!

ということで、新宿の「東京ドミニカ」へ。

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 絵面はフィクションです。こういう画面のほうがアクセスがいい。ちぃおぼえた。

スープカレー(お店の看板では「スープカリー」)がほんとにスープ。これだ、これが食べたかったんだ!お肉ごろごろで満腹。店内は明かり控えめなのでカレー中央の細長いものが何だかわかりませんでしたが、やわらかく煮込まれた牛蒡。この牛蒡がすばらしくおいしい。しみじみ。

さらにサラダにはドレッシングがたっぷり。ドレッシングたっぷりが好みなのでこれはまたうれしい限り。

北海道はなんでも盛りが多い印象。帯広近くのドライブインで食べた海鮮ラーメンが巨大どんぶりで現れて、おまけにおいしかったのでそういう印象が形成された。あのラーメンも、もう10年ほど前なのか。

 

下記の記事でみかけたことがきっかけ。漫画の舞台は札幌だから札幌に行ったらスープカレーを探してみようと思っていた。モデルになっている店舗は新宿とのこと。

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